ブリキの太鼓 第2部 (2) (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
3歳の時から成長のとまった小男のオスカルの半生を太鼓にのせて語る、死者のためのレクイエム。猥雑、怪奇、偏執のイメージの奔流の中で悪のビートがなり響く。ノーベル文学賞受賞作家の出世作。
変身―カフカ・コレクション (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
カフカの数多くの風変わりな作品の中でも、わけても奇妙なもののひとつ。とりわけ奇妙なのは、主人公が自分の突然の変身を、いささかも不思議に思わないことだ。なぜ虫に変身したのか、作者は何ひとつ説明しない。ひたすら冷静に、虫になった男とその家族の日常を描いていく。
内容(「MARC」データベースより)
ある朝、グレーゴル・ザムザが不安な夢から目を覚ましたところ、ベッドのなかで、自分が途方もない虫に変わっているのに気がついた…。「カフカ小説全集」を、訳文に手直しをほどこして再編集したシリーズ。
一杯の珈琲から (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
音楽の都ザルツブルクでひと夏を過ごそうと国境の近くのドイツ側の町に宿をとったゲオルク。為替管理の制約ゆえにオーストリア側で一文無しの生活を強いられる。そんなある日、コーヒー代も払えず困った彼は、居あわせた美女に助けを求めた……。『消え失せた密画』、『雪の中の三人男』につづくケストナー会心のユーモア三部作。
失踪者―カフカ・コレクション (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
『審判』『城』とともに「孤独の三部作」と呼ばれる連作の第一巻。従来『アメリカ』という表題で知られていた作品だが、本コレクションでは、カフカ自身の命名によるタイトルに戻されている。主人公カール・ロスマン青年がアメリカ社会を遍歴したあげく、大陸の一点で失踪する。
内容(「MARC」データベースより)
17歳のカール・ロスマン青年がアメリカ社会を遍歴したあげく、大陸の一点で失踪する…。従来「アメリカ」という表題で知られていた作品を、本来の姿に構成・内容を改め、カフカ自身の命名によるタイトルに戻して収録。
飛ぶ教室 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
この作品こそ、いまの大人と、そして子どもが読むにふさわしい極上の物語。何歳になっても読める=読みたくなる、大人同士、子ども同士、大人と子どものすばらしく深い友情とユーモアが、忘れかけていた温かい人間の心を呼びさます。今回の新訳は初めて大人の目線をはっきりと導入し、軽やかで明晰な話として蘇らせた。訳者・丘沢静也は、長年ケストナーに惚れぬいてきたが、ここにその果実が結晶。
内容(「BOOK」データベースより)
孤独なジョニー、弱虫のウーリ、読書家ゼバスティアン、正義感の強いマルティン、いつも腹をすかせている腕っぷしの強いマティアス。同じ寄宿舎で生活する5人の少年が友情を育み、信頼を学び、大人たちに見守られながら成長していく感動的な物語。ドイツの国民作家ケストナーの代表作。
悪魔の霊酒〈下〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
聖ロザーリアの面影を宿すアウレーリエとの思いがけぬ再会から、メダルドゥスの涜神の欲望は頂点に達する。ついに彼女を我がものにしようとした寸前、またも魔的分身が現れて…。遍歴の道はローマへ向かう。教皇をめぐる陰謀の罠をからくも逃れ、修道院へ帰還するが…。アウレーリエの命をかけた希望はついにメダルドゥスを悪徳から救いうるのか。五世代の罪と懺悔の歴史が明らかになる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ホフマン,エルンスト・テーオドール・アマデーウス
1776‐1822年。後期ドイツ・ロマン派の作家・音楽家。東プロイセン・ケーニヒスベルク生まれ。大学では法学を学び、以後司法官としてのキャリアを積みながら文筆に手を染める。同時に作曲家・音楽批評家としても活躍し、交響曲やオペラ作品のほか、近代音楽批評への先駆的業績を残す。司法官との昼夜二重生活のなかで、1810年代後半からいっそう旺盛な文学活動に入り、幻想的な作品を数多く書いた
深田 甫
1934年千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院修士課程ドイツ文学科修了。同大名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
猫たちの聖夜 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
頭がよくてちょっと生意気な雄猫フランシスは、頼りにならない飼い主のグスタフとともに古ぼけたアパートに引っ越してきた。ところが、そこで待ち受けていたのは無残に殺された猫の死体だった。近所を縄張りとする猫“青髭”の話では、猫殺しはこれで四件目になるという。コンピュータを操る長老猫パスカルの協力を得て、フランシスは調査を始めるが…世界中で絶賛された極上の猫ミステリ。ドイツ・ミステリ大賞受賞作。
魔の山〈下〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
理性を尊び自由と進歩を唱導するセテムブリーニ。テロと独裁によって神の国を実現させようとする非合理主義者ナフタ。2人に代表される思想の流れはカストルプの魂を奪おうと相争うが、ある日雪山で死に直面したカストルプは、生と死の対立を超えた愛とヒューマニズムの道を認識する。人間存在のあり方を追求した一大教養小説。
晩夏 上 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
遠く緑の葉陰に教会の塔が見える。めざすロールベルクの村までは、あともう少し―だが、先ほどから急速に黒い雲が拡がり始め、今にも雷雨の来そうな空模様になった。旅の青年は、街道を離れ、雨宿りを求めて、丘の上の屋敷へ続く道を登り始める。青年の運命は、この時から、大きく変わって行くのも知らずに…。オーストリア・アルプス山麓に美しく建つ「薔薇の家」を舞台に、物語は、ゆっくりと、急ぐことなく、静かに進んで行く。やがて押し寄せてくる激しく深い感動…。トーマス・マンが「世界文学のなかでも最も奥深く、最も内密な大胆さを持ち、最も不思議な感動をあたえる―」と評した作家の最高傑作。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シュティフター,アーダルベルト
1805‐1868。オーストリアの作家。ボヘミアのオーバープラーン(現チェコ、ホルニー・プラナー)に生まれる。ウィーン大学に在籍。数学・物理学・天文学を好んで聴講。初め画家を志すが「コンドル」の成功で文筆活動に入る。人間を、自然との関わりの中で描く独特な作品を残す
藤村 宏
1912‐1999。函館生まれ。東京大学独文科卒業。東京大学教授、日本大学教授を歴任。東京大学名誉教授。永くシュティフターの研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
エーミールと探偵たち (単行本(ソフトカバー))
出版社/著者からの内容紹介
おばあちゃんをたずねる途中の列車で,大切なお金を盗られてしまったエーミール.ベルリンの街を舞台に,少年たちが知恵をあわせて犯人をつかまえる大騒動がくりひろげられます.
内容(「MARC」データベースより)
おばあちゃんをたずねる列車の中で、大切なお金を盗られてしまったエーミール。ベルリンの街を舞台に、少年たちが知恵をしぼって協力し、犯人をつかまえる大騒動がくりひろげられる。〈ソフトカバー〉